固定資産税の前納報奨金

今月4月になって、固定資産税の納付書がお手元に届いていると思います。

 

固定資産税とは、土地・家屋・償却資産に対して課税される市町村民税です。

この税金は、税務署(国)ではなく、土地・建物の所在地である市町村より課税されます。

ちなみに、償却資産とは会社や個人が事業を営むために所有している構築物・機械・工具・器具備品等のことです。

事業を営んでいない方には関係ないものとなりますので、今回はこちらについては省きますね。

 

土地・建物の固定資産税は、その年の1月1日現在の固定資産税価格(評価額)⇒課税標準額に応じて課税され、3年ごとに評価替えを行っています。

同一人が所有する課税標準額が、土地は30万円、家屋は20万円未満であれば、固定資産税は課税されません。

古い建物であれば20万円未満になることはあるのでしょうが、土地の30万円未満はよほど狭い土地でなければ、大府市・東海市・名古屋市あたりではあまりないかもしれませんね。

 

固定資産税は、4期に分かれて納付することができます。

1期目の納期限は4月30日(今年は5月7日)、2期目が7月末、3期目は12月末(来年は1月6日)、最後の4期目は2月末(来年は3月2日)です。

 

実は以前、1期~4期分をすべて4月末までに一括で支払うと、前納報奨金として少し割引があったのをご存知でしょうか。

調べたのですが、大府市・東海市・名古屋市ではいつからこの前納報奨金がなくなったのか分かりませんでした。

岡崎市では平成22年、弥富市では平成29年度よりなくなったようです。

 

前納報奨金があるから4月末の一括払いにしていたという方は、4期での支払に変更すると、少し支払に余裕がでるかもしれませんね。

納付書で支払っている方は、一括払い分と、4期にわかれた納付書が届きます。口座振替の方は昨年と同じ支払方法となりますので、一括払いから4回払いに変えるのには連絡が必要です。

 

以前は、この前納報奨金があったと書きましたが、愛知県の日進市では、今年の31年度分まで前納報奨金があります。

翌年の令和2年度から廃止されるようですが、日進市以外にも、まだ前納報奨金がある市町村はあるかもしれません。

これから支払予定で(といっても今年はあと数日しかありませんが)、お金に余裕がある方は一括払いを検討してみてくださいね。